劇場アニメ『パプリカ』を観ました【感想】
こんにちは。
アニメ映画『パプリカ』を観たので感想を書きたいと思います。
※以下ネタバレに注意してください。
最近時間があるときはTSUTAYAで映画のDVDを借りてきて観るようにしているのですが、SFアニメのコーナーをうろうろしていると観たことのない作品があったのでつい手に取ってしまいました。
この『パプリカ』という作品、キャッチコピー『夢が犯されていく―』にもあるように、夢をテーマにした作品です。(睡眠中に見る方の夢です)
作中では、多くの夢描写がありました。夢特有の自由な表現、支離滅裂な感じが自由な表現を可能とするアニメとうまく合っていたと思います。
夢と現実の境界があいまいになるような描写が各所にあるため、そのたびに狐につままれたような気持ちになりながら観ていました。
また、仮定の技術からテーマ(夢)への導入が自然で、ただ単にカオスな描写だけでなく、仮定を基にした規律のあるフレームワークの先にある欲望や事件性が描かれていました。
見事にコントロールされたカオスという感じで、まとまったSF作品として楽しむことができました。
SFが好きな人には間違いなくおすすめの作品だと思います。
『パプリカ』をまだ観たことのない人、これを読んで興味がわいた人にも是非観てほしいです。