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映画『レディ・プライヤー1』を観ました【感想】

 

こんにちは。

SF映画『レディ・プライヤー1』を観たので、感想を書きたいと思います。

 

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※以下ネタバレに注意してください。

 

私が『レディ・プライヤー1』を知ったのは公開前のテレビCMからです。

ここ半年ほど、劇場に出向いて映画を観ることができていなかったということもあり、そろそろ何か観にいきたいなと思っていました。

そこでCMで観た限り、直観的に面白そうだと思ったこの作品を観に行った次第です。

 

VRゲームの中の話だという事前知識(CMから)のみで観に行きましたが、なるほど確かにその通りで、VR時代の技術や社会が作品を通して描かれていました。

 

VRゲームの世界を描いた作品に『ソードアート・オンライン(SAO)』があります。

SAOではVRゲームのハードとして「ナーヴギア」や「アミュスフィア」といった感覚遮断型VR機器が用いられていました。

それに対して、本作では実際社会でも最近市場に出始めている、非感覚遮断型VR機器が用いられていました。

そのため作中に登場するVR機器はメインはVRゴーグルですが、その他にも全方向走行可能なベルコン床や車内でもバランスを取りやすい吊り紐、ゲーム内で受けた感覚を体へフィードバックするスーツなどが登場しました。

 

VR技術がある程度成熟した社会設定だったので、そういったVR機器産業やビジネスが発展しているのも自然に思えましたし、これから現実社会でもVR技術の向上に伴ってこのような社会になっていくのかななんて思いました。

 

そしてVR作品として避けて通れないのが現実世界とのかかわりです。

今回は特にネットリテラシーでしょうか。VR空間からの個人特定、住所特定、そしてパスワードの流出による不正ハックもありました。

VR世界(オアシス)でのアクションはもちろんですが、オアシスと現実世界、双方での駆け引きも見逃せません。普通に死人も出ます。

 

また本作は様々な作品オマージュやキャラクターが登場するのも魅力的な点です。

日本発のキャラクターも多く登場するのですが、特に私が印象的だったのは『AKIRA』の金田バイクと「ガンダム」の登場シーンです。

 

第一の試練で登場した金田バイクですが、障害をもろともしない力強い走り、圧倒的なスピードは流石でした。殺伐としたエリアにも合っていましたし、あの横滑りも観れたので私は満足です。

 

ガンダムの登場シーンは終盤です。私はガンダムが戦いの切り札として切られたことが本当にうれしかったです。

字幕で観ていたのですが、「俺はガンダムで行く!」というセリフが日本語で聞こえたとき、思わず鳥肌が立ちました。

 

他にもたくさんのキャラクター、作品オマージュがありましたし、オタクならうんうんと頷くようなゲームネタや引用ネタもあり、ここぞという場面での王道演出もあり、本当に最初から最後まで観ていて気持ちのいい作品でした。

 

劇場で観れたというのもあるかもしれませんが、大変満足のできるいい作品に巡り合えたと思います。

ありがとうございました。