劇場アニメ『スチームボーイ』を観ました【感想】
こんにちは。
SF映画『スチームボーイ』を観たので、感想を書きたいと思います。
※以下ネタバレに注意してください。
『スチームボーイ』は蒸気機関技術に焦点を当てたSF作品です。蒸気機関ということで産業革命で有名なイギリスを舞台に、オーパーツである「スチームボール」をめぐって物語が進行します。
本作品では「科学は何のためにあるべきか」という問いを投げかけます。
科学は真理のためか、それとも力のためか、果ては幸せのためか。
科学の発展は結果的にこれらすべてをもたらしますが、それとは別に科学に対し何を求めているのか、という問いとして受け取ることもできると思います。
例えば、研究者であれば真理、ビジネスマンであれば力、そして顧客であれば幸せを求めるかもしれません。
レイはさまざまな立場の大人から科学とは何のためにあると説かれますが、私には天才の卵であるレイを大人たちがこぞって取り合っているようにも見えましたね。
レイにはさまざまな意見を聞いて、そして自分の信じる科学者への道を歩んでほしいと思います。