映画『ザ・ウォーカー』を観ました【感想】
こんにちは。
SF映画『ザ・ウォーカー』を観たので、感想を書きたいと思います。
出典: ザ・ウォーカー
※以下ネタバレに注意してください。
マッドマックスのような、文明崩壊後の世界が舞台となっています。力と暴力が支配する世紀末です。たぶん主食は人肉です。
とはいえ実は本や音楽プレイヤー、レコードなどの文化と呼べるものが、一応残っているところには残っていまして、少女終末旅行に近い感じもありましたね。
そういった点から、文化らしいものが残っているところではかろうじて秩序のようなものも残っているように感じました。カーネギーの町は後半力を失い自壊しましたが。
そして旅人イーライが運んでいるという本、ズバリネタバレするとその本は聖書でした。私はイーライが食事の前にお祈りするところで気づきましたよ。
宗教は秩序の側面も持っていますし、混沌の世にこそ必要だというのもわかりますね。
最終的にイーライはカーネギーではなくアルカトラズに聖書を託しましたが、これも神のお導きということでしょう。結果論ですが、カーネギーは支配するため、アルカトラズは純粋に文化を残すためでしたし。
そしてあらためて思い知らされたのは神のご加護パワーです。
たぶんイーライは盲目だったと思うんですが、それであの動きにあの幸運ですからね。常人じゃないですよ。まさしく聖人。
私も聖人とまではいかなくとも、最後まで文化的に生き、理性を持って往生したいものです。
あとイーライが使っていた音楽プレイヤーですが、たぶんこれ旅人(「ウォーカー」)とSONYのミュージックプレイヤー「ウォークマン」を掛けてたと思うんですよね(名推理)。違ったらめちゃ恥ずかしいんですが。なんか違う気がしてきた。