アニメ『BEATLESS』を観ました【感想】
こんにちは。
アニメ『BEATLESS』を観たので、感想を書きたいと思います。
出典: BEATLESS
※以下ネタバレに注意してください。
SF作品では人工知能搭載アンドロイド(本作ではhIE)っていうのは昔からあると思うんですけど、本作では「アナログハック」という聞き慣れない用語を耳にします。
「アナログハック」というのは、人の形をしたものに対し人間が無意識に持ってしまう感情の隙をついて意識に干渉するものでした。
そもそも機械が人間の形である必要があるのかという議論は以前からありました。
工業用ロボットなど機能だけを考えれば人間を模る必要はないのかもしれません。しかしそこにアナログハックという効果を考慮した場合、対人で用いられるロボットのほとんどに人型とすることに一定の効果が認められることになります。
技術の進歩では機能に伴い洗練された、機能的に無駄のないデザインに近づくというのは自然なことです。成熟した技術体系をもつ世界におけるアンドロイドの存在は、少なからずその機能としてアナログハックを期待してのものなんじゃないかなと思います。
本作では「アナログハック」という、アンドロイドがアンドロイドである必要性と必然性に対する一つの回答を得ました。
これは以降のSF作品において登場するアンドロイドに対しても考察の切り口を与えるものになると思います。
と、なんか今回は感想というわりに感想を書いている気がしないのですが、行が埋まったので良しとします。