映画『THE ABYSS』を観ました【感想】

こんにちは。

SF映画『THE ABYSS』を観たので、感想を書きたいと思います。

※以下ネタバレに注意してください。

『THE ABYSS』は深海系のSFです。

深海ですが、登場する知的生命体はあくまで宇宙由来のものらしいです。

彼らは水をコントロールするテクノロジーを持っているようで、終盤には津波を起こして、調子に乗る人類を脅迫してました。皮肉を込めて人類を啓蒙する様子は深海で見せた友好的な態度とはギャップがあって吹き出しそうでした。飴と鞭かな？

また、アビス（深淵）ということで、初めにニーチェのとても有名な言葉が引用されていました。

Jenseits von Gut und Bose

"Wer mit Ungeheuern kämpft, mag zusehn, dass er nicht dabei zum Ungeheuer wird. Und wenn du lange in einen Abgrund blickst, blickt der Abgrund auch in dich hinein."

深淵を覗く時、深淵もまた...っていうあれです。英語になってたような気もしますが。

本来は比喩的な意味で ”深淵” という言葉を使っているようですが、今回はそのまま深淵（アビス）がテーマでしたし、本来の意味で使われている感じでもないので引用された理由はよくわかりませんでした。

たぶん比喩でなく言葉そのままの意味で、深海からも人間が見られているという意味だったのだと思います。

加えて、ついこの間『メイドインアビス』を観たばかりだったので、いろいろな場面で思い出してしまいました。

あとは個人的に、好き勝手するコフィがみんなのヘイトを集めた上で、ちゃんと死んでくれたのでスッキリしました。そういうのは結構大事だと思います。